ジャパンパラリンピック・大回転
三澤、男子立位で3連勝。男子座位の優勝は谷口
2/11、白馬八方尾根(長野県)で行なわれている「2010ジャパンパラリンピック アルペンスキー競技大会」は、最終日、大回転競技が行われた。
1本目には晴れていた天候も、2本目には雨まじりの雪に変わるという、難しいコンディションの中、男子立位では三澤拓が優勝し、ジャパンパラリンピックの全種目を制した。また男子座位では、地元在住の谷口彰が優勝した。
女子座位では、昨日に引き続きただひとりの出場となった青木辰子が2本ともフィニッシュし、調子が上向いていることを証明した。
◆三澤拓のコメント◆
「今日は雪のコンディションで、ゴールすることが精一杯。それでも、2本ともきちんとした滑りができた。1本目は阿部さんに負けていたけれど、2本目で逆転できてよかったと思う。全種目に勝てたのは初めて。みんなに応援してもらっているので、バンクーバーでも金メダルを獲りにいきたい」
◆谷口彰のコメント◆
「大勢の選手が途中棄権してしまったので、半分満足。自分もところどころで減速してしまったが、優勝は素直にうれしい。今日の雪質が僕には合っていたと思う」
◆青木辰子のコメント◆
「回転だけでなく、大回転の滑りも仕上がりつつある。次の遠征まであと10日あるので、しっかりと調整して、試合で力を出せるようにしていきたい」
■■ 本日の競技 ■■
2010ジャパンパラリンピック アルペンスキー競技大会
会場=白馬八方尾根(長野県)
種目=大回転
■■ 上位選手成績 ■■
【男子立位】
1位 三澤 拓(順天堂大学)
2位 阿部敏弘(東日本高速道路株式会社)
3位 小池岳太(セントラルスポーツ株式会社)
【男子座位】
1位 谷口 彰(株式会社相模組)
2位 鈴木猛史(駿河台大学)
3位 横澤高徳(株式会社フヨウサキナ)
【女子座位】
1位 青木辰子(株式会社キッツ)
※詳細は下記URLをご覧ください。
http://www.jsad.or.jp/kiroku/kiroku2009.htm
なお大会終了後、バンクーバー・パラリンピックのアルペンスキー日本代表選手の追加発表が行なわれた。追加が決まったのは、以下の5人。
田中佳子
たなかよしこ
女子座位(LW12-2)
エイベックス・エンタテインメント株式会社
1975年6月17日生まれ
長野県出身 千葉県在住
東海将彦
とうかいまさひこ
男子立位(LW3-2)
DHLジャパン
1973年11月13日生まれ
東京都出身 東京都在住
横澤高徳
よこさわたかのり
男子座位(LW10-2)
株式会社フヨウサキナ
1972年3月6日生まれ
岩手県出身 岩手県在住
夏目賢司
なつめけんじ
男子座位(LW11)
白馬八方尾根スキースクール
1973年12月4日生まれ
長野県出身 長野県在住
山本光文
やまもとみつふみ
男子座位(LW12-2 )
めいほうぐるーぷ
1974年9月20日生まれ
静岡県出身 愛知県在住
第1次発表の6名、第2次発表の3名と合わせて、今回の発表でアルペンスキー日本代表選手は合計14名(女子座位3名、男子座位7名、男子立位4名)となった。
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