世界フィギュアスケート選手権大会2007東京4日目
世界歴代最高得点で首位に立ったキムヨナ Tsutomu Takasu/GO WEST PHOTO
~浅田真央、まさかの5位スタート~
「トリプルループは一歩踏み切るのは遅かったかな、と思いました」-浅田真央は初日の失敗を振り返った。シニアになって初めて挑戦する世界選手権。優勝候補と言われ重圧がのしかかっていた。公式練習ではライバル選手が早々に練習を切り上げる中、一人居残り何度もジャンプを繰り返し万全の体制で望んだはずだった。しかし試合当日、前日まで腰の痛みを訴えていたはずのキムヨナがいきなりの高得点をマーク、会場がどよめく。一瞬にして後続の選手達に緊迫した空気が流れた。結果、初日不本意な5位スタートに終わった真央。「明日はノーミスでいきたい。ベストを尽くして金メダルを取りたい」と力強く語った。